家造りの進め方

長く受け継ぐ住まいをつくる

人が家を造りたいと思う時、いろいろな目的、機会から、住まい造りを考えます。
人が住まいを造る事は、多くの情報の中から、いろいろな選択をします。
これは私達専門の立場から見ても多くの労力が必要です。
ですがそれは多額のお金をかけて住まいを造る為には必要ではないかと思います。
良い住まいを造りたい!
カッコいい住まいを造りたい!
…施主様の思いもいろいろあります。

私達もいつも考えています。
「良い住まい」とは何か、
「これでいいんだ」と思う住まいは何か?
人が暮らす為には何が必要か?
…正しい住まいとは何か?


私は大工を志し工務店を営み39年この道で仕事をしてきました。
日本の木造建築の技を覚え、建築の美しさ、楽しさにはまり今まで来ました。
和風住宅、輸入住宅、ログハウスなど、文化の違う建築にも携わり経験しました。
日本は木の文化が進んでいます。住まいも木と共に暮らしを考えてきました。
木の美しさ、木の暖かさ、木のしなやかさを生かした住まいを長く造ってきました。
時代が変わり、求められるものが変わり、建築も近年変わってきました。
この急速な変化の中、無垢の木の魅力に気付く方が、最近増えています。

なぜ無垢の木に惹かれるのでしょうか。
木は様々な役割、表情がありますが、シンプルな素材です。
今は食材も素材がいかに大切か言われています。
添加物の含まれていないもの。作り手がわかるもの、自然なもの…“住まい”と“食”、共通して考えるところだと思います。
快適さとは? 住みやすさとは? もちろん昔の生活を勧めているのではありません。
便利さだけを求めず、便利さの陰に隠れたところにヒントがあるように思います。
住まいは人が長く暮らすところです。
本当に良いと思う提案なら新しい物でも取り入れ、時代に合わせた丁寧な住まい造りをすることが、正しい住まいに近づくと私は思います。

令和元年6月 トヤオ工務店
代表取締役 鳥谷尾 眞道

トヤオ工務店は自然の恵みと共に楽しく暮らす家の提案をしています

太陽熱利用、囲炉裏、かまど、薪ストーブ(薪燃焼熱利用)、雨水利用など、
お客様の暮らしに合わせ提案しております。

日本の住まいは長年「夏を宗とすべし」として作られてきました。
夏の涼しさを優先的に、という考え方です。
そして昔は断熱材というものがなく、冬の寒さは我慢するしかありませんでした。
近年、冷えは万病の元とまで言われる時代になり、これからは冬は暖かく、夏は涼しい住まいが求められます。

私たちは自然の恵みをいろいろな方法で生かし、人間の本当の豊かさ、災害に強く安心できる住まい、
人が安らぐ暮らし、そのような住まいをお客様と共に考えて行きたいと思っております。

太陽熱利用

薪ストーブ(薪燃焼熱利用)

囲炉裏

薪炊き風呂釜

薪ストーブのある家

薪ストーブは火を入れて、温まるまでに少し時間が必要です。薪を手に入れるにも人手が必要です。丸太を割り、積んで干す。これにも人の手と時が必要です。

自ら集めた薪をストーブにくべ、火をつける。少しずつ暖まる。これこそ薪ストーブの楽しみ方です。ストーブの中でパンを焼く、ストーブでお湯を沸かし、ゆったりとコーヒーを飲みながら本を読む。

家に居ることがもっと楽しくなると思います。

太陽熱を利用する住宅

太陽光と太陽熱はどちらも同じ太陽からもたらされる資源ですが、利用方法は全く違います。

太陽光は太陽の光エネルギーで電子を動かし発電します。太陽熱利用住宅は太陽の熱を受け住宅全体を暖房し、お湯を沸かします。ただ、すべてを太陽熱に頼ることはできません。その補えない部分の暖房、給湯は補助の熱源で補う事になります。

太陽熱利用の温水式床暖房は数日間継続的な運用で、輻射熱により壁、柱、天井までゆっくりと温まり、冷えにくい部屋となります。それによって温度差から生じるヒートショックなどを防ぎ、健康に暮らすことにつながります。屋根の上に設置した集熱器から給湯用タンク、床下の蓄熱材まで配管を巡らせて住まいを暖めます。太陽の熱をそのまま利用することは、電気やガスに頼らない地球にも優しい暮らし方としてお勧めします。

土壁のある家

囲炉裏のある家

近年、ウッドデッキでのバーベキュー、ガーデニングなど、自宅での楽しみ方は多くあります。

日本人の暮らしの中につい近年まで囲炉裏がありました。小さな火をおこし、炭に火種を移す、ゆっくりと炭は赤くなる、そこにはすべて香りがあります。炭火で食事をする、炭火で暖を取る、炭火を眺めながら話しをする…人はなぜか火の回りに集まります。火のある暮らし、少し贅沢ですがお勧めいたします。
※夏は枠を外してタタミを敷きます。

薪炊き風呂釜のある家

古民家を再生されたお客様がお風呂を薪で焚く釜を設置しました。

その施主様が「お湯が違います。体の暖まり方が全然違って…」と驚き言葉を漏らし、「薪くべも子どもが喜んでやってくれます。なぜか楽しそうに。」もちろんガスでも焚けますが、薪のお風呂がやっぱり良いと仰っていました。

当社でもたまにしか施工をしない薪炊き風呂釜ですが、そこにしかない楽しみ方が実際あるようです。
※もちろんガスでの給湯も可能です。

雨水を貯めて利用する家

いつも何気なく降る雨は、日本という国では当たり前ですが、世界では当たり前ではないようです。この当たり前に少々疑問をもち、雨水利用設備を作らせていただいた方に教わりました。

当社で設計施工を行った雨水利用は、庭の散水とトイレ用水としての利用です。計算すると水道水を利用した方が安くなりますが、今の時代だからこそ、その当たり前を考え直すことも大切だと考えています。