スタッフブログ

簀戸

2021年02月23日
テーマ
スタッフ & 日々のできごと

 

一昨年

弓道場を新築したお客さんの家で

簀戸(すど)の簾(すだれ)を張替えたいとの問い合わせ。

 

 

 


自分が簀戸の経験がなく、知識不足

 

建具屋さんの知識を借りる

 


簀戸の役割やを聞くと

外からは中は見えないようにして

中からは外が見えるように作る

 

見えるようにする為には

竹は2㎜~3㎜の物が理想

糸も好みで合わせれる

糸の編み方や

糸の太さで外への見え方が変わる


竹屋に行くと色まで選べれる

 

 

 

 

「ひご」

竹を細かく割ってつくった材料

それも実側と

皮側とある


「葦」(よし・アシ)
筒状になっている細い竹 

ススキみたい

 


この2種類あり

太さと耐久度・太さ・手間によるコストが違う。

 

 

 

製作段階に入ると

建具の横桟と

糸の割り付けで糸を見せないようにするのが基本


耐久性を保つためには糸の間隔が広すぎないようにする

 

 

 


材料の都合で

自然な物だから

竹の長さも自由にオーダーできない可能性がある

竹の節のは汚れが付くの磨いて艶だしたり

曲がっていない良いところだけ選別して

品にする

 

木を扱っている自分達と似ているが


竹の方が繊細なイメージ

 

聞けば聞くほど面白い


自分が欲しくなる

 

 

今はサッシが支流で見なくなった

 

京の町屋は夏になると簀戸を取り付けて

風の通り道をつくり家の熱を逃がした。

 

 

 

 

 

 

安くできないかお客様よりお願いがあり

コメリの簾を1枚買ってきた

1枚 500円

 

 

輸入品

 

 

太さは均一ではない

折れてるところがある

 

さすがにこれは使えなかった。